
本堂
一乗院の御本尊は大日如来です。
現在の御本尊は、昭和60年の本堂再建にあわせて新たに製作された「金剛界大日如来」です。
その胎内には、旧本堂の御本尊であった「胎蔵界大日如来」が胎内仏として納められています。

御本尊に向かって左側に安置されている不動明王像は、室町時代に製作されたものと伝えられています。不動明王は、大日如来の教えを力強く守り、人々を迷いから救い導く仏さまです。
また、右側に安置されている弘法大師像は、製作年代は明らかになっていません。弘法大師空海は真言宗を開かれた祖師であり、現在も多くの人々の信仰を集めています。
【脇間左】
本堂内陣の向かって左側の脇間には、金剛界曼荼羅と、初盆を迎えられる新精霊(あらしょうりょう)をお祀りしています。脇間中央には地蔵菩薩をお祀りしています。地蔵菩薩は、人々の苦しみを救い、子どもから大人まであらゆる命を見守る慈悲深い仏さまとして広く信仰されています。
また、脇間左側には、祀る方がいなくなった神仏や仏像、位牌などをお祀りしています。ご縁をいただいた神仏を大切にお守りし、これからも丁重に供養を続けています。
【脇間右】
本堂内陣の向かって右側の脇間には、胎蔵界曼荼羅と三十三観音、そして中央には十一面観音、脇間右側には温泉山満明寺の開祖・行基菩薩像をお祀りしております。
中央の十一面観世音菩薩は、旧天台宗慈雲山和光院の御本尊として古くから信仰を集めてきた尊像です。江戸時代には島原藩主ゆかりの観音様として篤く崇敬され、寛政四年(1792年)の「島原大変」の大津波でも難を免れたことから、霊験あらたかな観音様として語り継がれています。
明治維新後に一乗院へ遷され、現在も多くの人々の祈りを受け止めています。
詳しい由緒については、ぜひ紹介ページをご覧ください。→こちらから「一乗院の小話」

内外陣境彫刻欄間
昭和60年の本堂再建以来、一乘院が長年温めてきた欄間建立の願いは、バリ島との尊いご縁によって実を結びました。世界的な木彫技術を受け継ぐ職人の手によって刻まれた十三仏と、その背景に広がる五大思想や菩提樹の森には、真言密教の教えと自然への畏敬、そして祈りの心が息づいています。
欄間建立に至る歴史や制作の歩み、意匠に込められた思想と願いを、七章にわたって詳しくご紹介いたします。一乘院の祈りの象徴ともいえる欄間の世界を、どうぞごゆっくりご覧ください。
→シリーズ『木に宿る祈り ~ 一乘院本堂欄間の世界 ~』

【内外陣境彫刻欄間】
十三仏欄間内陣部分の内側には6体の龍が彫られています。内陣前机の2体の龍と合わせて仏法を守護する八大竜王を表しております。

永代供養墓
一乗院近郊では過疎化が進み、仕事の都合などの理由から故郷を離れられる檀家の皆さまが増えております。また、後継者がいらっしゃらない檀家の皆さまにとっても、お墓をどのように守り継いでいくかという問題は深刻な課題となっております。
そこで、一乗院では菩提寺として皆さまのお気持ちにお応えできるよう、永代供養墓(納骨堂)を建立いたしました。
建立にあたっては、「私たち人間も亡くなった後は、最終的には自然へ還るべきである」という考えを大切にいたしました。そのため、納骨堂の地下には土へ還るための空間を設け、納骨された方は五十回忌を迎えた後、自然へ還っていただくことができる仕組みとしております。
骨壺で納骨するようになる以前は、人もまた最終的には自然へ還り、新たな生命を育む源となっていました。その本来の循環を大切にしたいという願いが、この永代供養墓には込められております。
また、納骨された方につきましては、五十回忌まで毎月の月命日に戒名をお読みし、ご供養をさせていただいております。
永代供養をご検討の際は、どうぞ遠慮なくご相談ください。皆さまにとって大切な選択肢の一つとして、お考えいただければ幸いです。


位牌堂
昭和60年の本堂位牌堂再建工事の際、ご寄付をお寄せいただいた檀家の皆さまには、本堂一階に各家ごとの位牌堂をご用意しております。
各家の位牌堂には、それぞれ過去帳位牌をお祀りしており、ご先祖様のお名前がすべて記されています。
また、昭和60年以降にご他界された檀家の皆さまは、それぞれの位牌堂の下へ分骨し、毎朝、位牌堂においてもご供養のお勤めを行っておりますので、どうぞご安心ください。
なお、新たに入檀をご希望の方も、どうぞお気軽にご相談ください。






